From Tono to the World

地球と体と心のために

 多田自然農場は、江戸時代から岩手県遠野市に続く農家に生まれた多田克彦が、自然や動物と対話した酪農業を実践すべく、1989年にほうれん草畑からスタートしました。古き良き日本の知恵や生き方が今も色濃く残る遠野から、環境、人、動物が共に輝いて生きる社会の実現のために。若者達が遠野で暮らし、働きたいと思える企業の一つで在れるように。地球、体、心に優しい本来のおいしさを追い求め、無添加で素材の味わいが詰まった品々を作り続けています。自然の力を最大限引き出す。その恵みで人々を笑顔にする。多田自然農場の美味しさは日本全国、そして世界に広がりを見せています。

こだわり抜いた土と水

 多田自然農場の土はこの上なく健康です。これは『自然と農の法則』を解き明かすべく、自然農の文献を読み漁っては実践し、畑や作物の変化を読み取る日々を繰り返した結果と言えます。絶対に必要な手間を導き出し、余分なものを削ぎ落とす。こうして完成した土には豊かな生命が宿ります。ダイバーシティに富んだ微生物の活動があってこそ野菜や果物は土の養分を吸収できるようになります。これが素材の豊かな味わいの秘訣です。作物の強さや逞しさを育むためには、この地の恵みである鉄分豊富な湧水も大きな役割を果たしています。私たちは、この湧水を落ち葉や牡蠣の貝殻を通して濾過することでミネラル抗酸化水に変えてから、作物や牛に与えています。多田自然農場の美味しいもの作りは丹精込めた土と水づくりから始まります。

ストレスフリー

 乳製品の主役である牛にはゆったりとした気持ちで過ごせる環境を整えています。牛の健康は生乳の味や成分の決め手です。ですから、彼らが口にするものにもしっかりこだわりを持ち、生乳の味わいを見ながら、牛の体に合った発酵食品を与えています。フレッシュな抗酸化水の水飲み場とふかふかなベッドを用意して、あとは牛が気ままに歩き回ったり寝転んだりして過ごします。こうして朝晩の決まった時間に味と質の良いお乳をいただいています。

生乳+シンプルな素材

  わかる人には分かってしまう、絶対的な味の違い。それは搾乳した生乳の殺菌方法と、内容成分のシンプルさにあります。多田自然農場の乳製品は、低温殺菌した生乳を贅沢に使いながら、あとは出来るだけ数少ない素材で仕上げます。生乳にはより多くの酵素やタンパク質、そして腸の健康に関わる菌が存在します。だからこそ新鮮なうちに、すぐに加工しなければならない難しさがありますが、ここもこだわりの一つです。こうした積み重ねが忘れられない美味しさを実現しているのだと信じています。

五感 + 経験

 多田自然農場の手作り工房の最前線ではパティシエ&パティシエールが、チーズ工房ではチーズ職人が商品作りに励んでいます。ハッと息を呑むような圧倒的な美味しさを、アッと驚くような発想で演出する。それは、社員を国内外に派遣して一流から学び、それを基に鍛錬を重ねてオリジナルに洗練することで実現しています。腕の良い職人に講師を依頼したり、カッティングエッジなデザインや最上級のサービスを経験して技術やアイディアをブラッシュアップすることも欠かしません。日々の弛まぬ努力と試行錯誤が多田自然農場の商品として店頭に並んでいます。どうぞお見逃しなく。

作り手たち

  • チーズ職人

    スイスで学んだチーズづくりの知識と技術を生かし「本格チーズなら多田自然農場」の信頼をブランドに与えた腕の持ち主。

  • シェフパティシエール

    牛乳やチーズが持つナチュラルな素材の風味を引き立てることが絶対的な美味しさの決め手。その芯をしっかり持ちながら目にも心にも幸せの広がる新作を発表し続けている。

  • パティシエール

    東京・フランスでスィーツづくりを学んだあと、地元遠野の手作り工房で、素材の品質にこだわった忘れられない味、心が躍るような楽しいお菓子をリズムよく丁寧に仕上げる。

  • チーズ職人

    ヨーロッパで学んだ技術を活かした本格チーズづくりを担う。国内外へ足を運び現地のリアルなニーズを工房の新作づくりへと結びつけるリサーチャーでもある。北米で多田自然農場の美味しさを伝える中心人物。

  • パティシエ・チーズ&おかず職人

    「とにかく美味い。」手作り工房の絶対的ゴールを、地域に根ざした体にいいもので実現する。それを皆様にもお届けすることで、企業や地域の発展に繋げる。幾重にも重なる知恵を、うまいもの作りに落とし込む達人。

本当の美味しさは

体にいいものでできている